2015年07月27日

「こうた」って一発変換できない

ソーシャルエンジニアリング!
Tyousen121です。 別に情報セキュリティの話をするわけではないです。
『こ〜こはど〜この箱庭じゃ?』というのを色々と解明する記事です。

実はこの作品が公開されたのってもう10年以上前なんですよね。
なので当時の技術から見たら「これはアリエナイ!」なんてのが多いです。
しかし2015年現在の技術であれば、なんだか可能性が見えているのです。

というわけで今回はこれを科学的に、そして現実的に見ていきます。
言っておきますがネタバレ絶対注意ですので、まずは作品を見てから記事を御覧ください。
(作品自体は15分程度で終わるそうです)


というわけでスタート時の設定を書いておきます。
・実は日付についてはPCの内蔵時計を採用している
→つまりどんな日になってもそこから逆算して日付を決めている

・ホームページは10000アクセスを記録している
→地獄耳がまだそこまで達していないので若干嫉妬しています。
→物語上の設定。 『真実のカウンタ』等を使えば5ぐらいだろう。
(これはホームページのアクセスした人数をカウントした上でのことである)

・プレイヤーの描写エンジンはInternet Explorerの6.0以内
→最後に似たようなエラーを吐き出すので。
→実際はこれらは全てFLASHで制御されている。
→index.htmlの中にswfファイルを埋め込むような感じかな。
(2002年頃はこういったサイトが流行っていた。 Clairvoyanceとかロッカールームとか……)

登場人物は以下のとおり。
・行太(これで「こうた」と読むらしい)
自己紹介にもあるように27歳のA型。
カメラが好きなようで、ホームページもそれを中心としたコンテンツ作りを行う。
2015年から見たら27歳で初HPってのも変な気はするが、
2002年当時からしたらホームページなんてのは未知のものだったと言えばなんとなく察するだろう。
(ちなみにTyousen121も2002年頃から作っています。 ただし小学生なので明らかに年齢が……)

最近中古でノートPCを買って念願のホームページを立ち上げた。
しかし日記を見るとメールアドレスが変だったり、インターネットワークどうたら……と。
要するにパソコン初心者の域を脱しないユーザーであることが容易に推察できる。
(ちなみに「謎の技術」については後述する)

・ひろっぴ
行太のリアル友人でもある設定不詳の男。
日記や掲示板でしか語られていないが、行太よりも遥かにプロフェッショナルなユーザー。
おそらくTyousen121と同じ程度の技量……いや、ひょっとするとそれ以上はあると見込める。
特に行太に対してのメカニックとしての担当といった側面もあるが、
残念なことに行太の持つPCが特殊すぎるので必要とされていなかったのが実情である。

・まなみ
掲示板で書き込みをする女性。 ホームページで最初に書き込みをしたユーザーでもある。
書き込みからすると2002年当時によく居た普通の女性と見受けられる。 ちょっと若々しいかな?
後に行太のことを好きになり、やがてその意識は恐ろしい「現象」へと変貌する。

・JUN
掲示板で書き込みをする男性。 まなみの次にホームページで書き込みをしたユーザー。
こっちも2002年当時ではよく見られたちょっと口の悪い男性とみられる。
実はまなみが行太のことを好きだったというのを「知っていた」のだが、これには大きな理由がある。
ヒントはキーボードを見れば一発だ。

・文絵
掲示板で書き込みをした女性。 308番の書き込みだったが、それっきりである。
おそらく作品を見た人なら「究極の謎の1つ」としてあげられる。 一応この人についても後述で解明する。

・あなた
プレイヤー……というべきか、それとも視聴者、あるいはウォッチャーなのか。
とにかくこの物語を見ているのも巻き込まれるような、そんな感じです。
基本的に自分から書き込むことはできないので、ある書き込みに対しては「おかしい」と思えるでしょう。


というわけで基礎情報終了。 こっからは色々と細かい所(所謂「謎」)を見ていきます。

・フォームの調子が悪くてかけない掲示板
→ガイドとかにもあるようにこれは正常な動作。
→ちなみにHPがおかしくなるとここのメッセージも変化するので見ておくこと。

→フォームそのものが悪くなるというのは滅多にないので、これはちょっと解明しにくい。
→ただし書き込みができないといった不具合は2chとかでもよく見られる。
(サーバーの調子が悪いとかで書き込みできないってのはよくあることだ)
→後は……フォームを起動したら強制終了したとか、そういうプログラミングをしたのかも。

・自己紹介や日記にもあるが、「名前」だけで届くメール
→物語中盤でひろっぴが明かしているが、それでは届かないのが常識である。
→ただし携帯電話とかではメールアドレスを自動で名前にしてくれる。
(ガラケーですらそうする。アドレスよりも名前で表示されるように普通はされているはず)
→ということは使用しているメールソフトがそういうものだったということか!?
→最初からWindowsが入っている……そしてメールソフトも入っているとかんがえると自然か。
→ところがアドレス欄空白で名前欄に入れると送受信できるという。
→更に言えば「JUNの送信したメール」が「行太の送信箱」に入っているという謎も。
(これはこのブログを書くまでまったく気づきませんでした。なんてこった!)

・PCの調子が悪くなったり良くなったりするハードウェア
→ソフトウェア面でもそういうのはあった。
→特に2002年当時はMEとかも現役なのかもしれないので尚更だろう。
(フリーズなんてザラ。 2000ならまだ安定していたかも)

→使い込むと性能が向上するのは、おそらくハードウェア面での効果がでかい。
→リアルのピンボールとかでは「バーンイン」によって最高の状態に保たせるのもあるし。
→コナミの『バブルシステム』ではマザーボードを実際に暖めて起動させたし。
→実際のハードディスクでも通電の関係で使い込むと良くなるってのは間違いじゃない。

・どうして掲示板には文絵とまなみとJUNと行太しか居ないのか
→10000ヒットもしていて合計で4人しか居ない。
→というより現在の時間軸から僅か1ヶ月ほどで10000ヒットというのも謎である。
→田代砲でも使われたのか、それとも何らかの陰謀なのか。
→とにかく4人で10000まで回せるとは考えにくい。
(これは私が管理するホームページで証明されている)

・リアルタイムに更新されるホームページ
→これは2015年現在でもリアルタイム更新のホームページはほとんど確認されない。
→ただしフレームとかを利用するのであれば、更新履歴との比較でうまくいくかも?
→一応「2ch.sc」ではリアルタイム更新を導入しているが、HTML5だし……。
→ちなみに行太が電話している時も更新されるので、自動更新機能みたいなのがあると思われる。
→または行太のボタン1つで更新するとか。

→いずれにせよ、これを自前でやるにしても相当な高等技術を要する。
→そういえば行太が持ってた本って……一体なんなんだ!?
(FLASH作ったり掲示板を自前で用意したり……でもホームページの位置は……)

・ひろっぴが最初の書き込みの後のJUNのバグ。
→文字列をそのまま引用すると以下のとおり。
:ひろっp○※☆-s悪なっ!-≪ab56\/steM-prOtect...◎¥汗g」@絵緒jk
→これを読みやすくすると……?
:ひろっぴ ※☆- 触るなっ! -≪ab56\/ stem-protect... ◎¥汗g」@絵緒jk
→ひろっぴ触るな! system-protect...
→なんでJUNがこんな文字列なんかを……? 後にこれは明らかになる。
→ところでstem-protectの左側の文字列はひょっとして「sy」のLeet表記?
→後ろのものは何か意味があるんだけどよめ〜ず……。

・ひろっぴが持ち込んだウィルスチェック、スパイウェアチェックの原因不明のエラー?
→このあたりでメールの謎も明らかとなっている。
→ちなみに「接続会社との設定が全くされてなかった」というのもある。
→あれ、これってインターネットとは物理的接続はしてるけど、論理的接続が……?
(要するにOS側の設定がされてないということです)

→それではこのホームページってどこにファイルが置かれているのだろう。
注:ここで「http://www.geocities.jp/usyhr/hakoniwa/」と答えるのは愚の骨頂です。
→FTPソフトとかの話もなかったけど、ひょっとしてこれはくだらなさ過ぎて書いていない?

→とりあえずエラーにつっこむのであれば、そのウィルスチェックソフトがおかしいのか。
→稀にハードウェアとの相性でウィルスチェックの途中でエラーを吐き出すこともある。
→ただWindowsでそれを見れるのは極めて稀。 こういった話はLinuxとかで起こると思うんだが。
→ましてや2015年に至ってはWindows 10というOSも出ているので、そんなのって信じられない。
→スパイウェアですらエラー。 もはやその持ち込んだソフトを疑うしかない。
(しかしひろっぴがそんなことをするとは絶対ありえない)

→システムの深い所の情報がプロテクトで見れないのは、稀にあること。
→アカウントの権限が与えられていないとか、そういうので見れないのが大きい。

・ヒロッピ、カエレ! サワルナ!!
→なんでJUNがサワルナ……?
→そしてひろっぴが「JUNの正体」について明かしました。
→ちなみにひろっぴは外部のPCから防壁なしに見られると言ってた。
(別にこんなことしなくてもLiveCDとかでゲストOSを起動すれば大丈夫じゃね?)
→後にハードディスクが初期化される……あれ、なんでプレイヤーであるあなたも見えるのだろう。
→ここに「リモートデスクトップ接続」という線が浮上してしまった……。

・行太がプロバイダーと契約して以来、一度もログインされていない?
→これもソフトウェア面で設定されていない証拠の1つ。
→携帯にしろ家にしろテレビにしろPS3にしろ、インターネットを使うには契約が必要だ。
:僕(プロバイダー)と契約して、一緒にネットサーフィンしようよ!!
:→そしてウィルスに引っかかってPCがマミると……。 『まどマギ』でした。
→ジョークはいいとしても、とにかく契約したからと言ってもまだ設定が必要になる。
(ルーターなどの設定でPPPoEのパスワードがどうたらとか、ケーブルモデムがなんたらとか)
→今回はログイン方式なので、通常のADSLなどのモデムを経由したものと想定される。

→尚ここで11を開くと掲示板の書き込みが改ざんされている。
→更にまなみが行太のことを心の底から好き……というより、欲しているのが分かる。
→性的な欲求ではなく、寂しさを埋めるために。

→ということは今までどうやってインターネットに接続していたのかという謎が生まれる。
→今までFTPとかどうとか言ってたのはここにあります。 愚の骨頂もそれ。
→一応2つの線がある。 1つは物理的接続による独自プロトコルの接続。
→もう1つは「自らインターネットを作り上げた」か。
→ただし解説を見るとPCから接続していたので、独自プロトコルの接続の線が高いだろう。
→独自の接続方法であれば、専用のサーバーも用意してればアカウントも関係なしに繋げられるはず。
→そうなるとさっきの愚の骨頂は強ち間違いではない可能性も出てきますが……果たして。

→またもう1つ謎としてインターネットへの接続が不安定ということ。
→無線であればIEEE802.11bを使うことで超不安定な接続が期待できます。
(これは2.4GHz帯が混線しまくりなのが理由。 11aなら5GHz帯なので関係なし)
→しかし今回は有線接続なので、無線不安定というのはありえない。
→ということはその線があまりにも軟弱すぎるのだろう。
(CAT5eとかUTPとかSTPとかの話をすると分かると思う)
→以前、どっかのサイトでカバーを外したLANケーブルを見たことがある。
(回線超不安定で使い物にならなかったらしい。 予測可能回避不可能で吹いたけどw)
→そこまでじゃないにしろ、線が劣化しまくってて不安定にあるなら分かる。
→そして一部のサイトに接続できて出来なかったのは「キャッシュファイル」で解決できる。
→プロキシサーバーを導入している企業とかでは、そこに一度キャッシュを置くのが常套手段である。

・まなみが何でも知っている理由
→察しの良い方はもう分かると思います。 まなみがこのPCと一体化していることが。
→おそらく次の更新でJUNとまなみが同一人物であることもすぐにわかるはずです。

→あえてPCの内部に居ることを除外すると強力なハッキング攻撃が浮上します。
→つい最近有名になったPC乗っ取り事件を想像すると分かると思います。
→リモート制御でログを奪取すれば、HPのアクセスログとかは簡単に取れますよ。
→キーロガーとかを使えばパスワードも、OSの操作データもなんでも。
→現実世界の情報もノートパソコンに内臓されたカメラで解決可能。
(でも2002年だとそれがないかなぁ……。 行太がWEBカメラを装着していたことを願おう)
→ちなみにWEBカメラでの監視とかはドラマとかでは定番なネタだったりします。

・落書き
→なんでミッフィーが居るのか……。 これはまなみの趣味なのか?
→感想メールとかに「どこ?」と書いています。 そりゃあねぇ。
→ちなみにこういった落書き行為は実際のインターネットでも度々起こっています。
→近年ではGENOウィルスとか、ISILの改ざんとか、FBIの捜査もこの一種なのかなー……。
→ちなみに写真も改ざんされています。 行太と思われる人物がうす〜くなってるはず。

・まなみと一緒に行ってしまった人物はどこに消えるのか?
→一応終盤には行太はまなみと一緒の場、すなわち「箱庭」に連れて行かれます。
→しかしこのPCは中古PCで、行太の前にもオーナーが何人も居たことが発覚。
→そして謎の1つに「これまでのオーナーはどうなったのか」が出てくる。
→解決するには2つの可能性がある。

1.中古PCの宿命で、どこまでも使い回しされまくっていた。
→一番濃厚か。 その中で行太に行き着いたといえば、なんとなく腑に落ちる所はある。
→つまり行太のように連れて行かれる前に、中古PCとして売られたとか。

2.行太のように他のオーナーも連れて行かれた説。
→これを証明することはできないが、可能性として「メモリ消失」が存在する。
→ノートPCの場合、コードに繋がっていない場合、バッテリーが切れたらシャットダウンする。
→それも強制終了という形なので、ひょっとするとここでデータ化されたオーナーが消える可能性がある。
(通常シャットダウンではメモリのデータをハードディスクに入れてから電源を切ることが多いので)
→コードにつながっていたとしても、ブレーカーの関係でこのようなケースになるのは時間の問題。

→そしてひろっぴのような人物がやってきて、このノートPCを処分する……。
→っておい、このノートPCって中古PCだったよな? 2.ではどうやって運搬されたんだ?
→消えたオーナーに何らかのコネがなければ運搬するには少し厳しいか。
→いや、ホームレスでも警察かなんかに発見されて、そのまま売却されたとか……。
→ルート自体は色々と考えることはできるはず。

・廃墟と化したホームページ
→自己紹介は外れ落ち、日記もクリックした瞬間に落ちてアクセス不能……。
→残った写真には足あとのついた遊歩道、消えた行太の写真……。
→そしてハウステンボスという箱庭に閉じ込められた行太。

→こればっかりは科学的に無理があります。
→超未来……それこそPCに全てが移るような時代に託すしかないな。
→部屋にはノートPCだけというのも無理。 家具をどうやって消すかさえも。
→マジック? Mr.マリックですら出来ないというのに。

→そして存在が消された行太。
→存在を完全に消すってのは現代の技術では無理です。
→ただし公の場から姿を消すってのはCIAとかの公安はよくやることだったり。

・まなみの最後の書き込み
→おいおい、これなんで見えているんだ。 というかプレイヤー側に送ってるのか!?
→十中八九プレイヤーのPCに送信したんだろう。
→送信された瞬間か、それとも驚愕の真実の後、無情にも404エラーを返すPC。
→そして幕。


以上が『こ〜こはど〜この箱庭じゃ?』のなぞめいた点です。
まだ他にもあるかもしれませんが、15分でここまで洗いだしたら十分かと。

それでは今回の作品の「結論」を出しましょう。
ただし答えになっていないようなものもあるので注意が必要ですが。

結論1
・ホームページはノートPCの中に入っていて、独自のプロトコルを利用しインターネットを通信した。
→こう考えれば最後の結末で404エラーを吐き出したのも、
→まなみがインターネットへ自力で取りに行ったのも、
→脆弱性によって文絵やプレイヤーが紛れ込んでしまったのも説明が付く。

・まなみはノートPCに居るハードウェアで埋め込まれたチップと考える。
→ウィルスとは違ってこのPCを完璧に制御するような、CPU以上の存在であると考える。
→グラフィックボードの中にはBIOSの前にバージョンを表示するものがあるので。
→TPMとかそういうのに入れてしまえば、分解されない限り存在は消えないのもうなずける。
→そしてOSの奥深い所にシステムプロテクトを仕掛けるのもありうる。

・リアル世界が見えているのはノートPCに内臓された、あるいは外部からカメラが搭載されたか。
→さっき結論書いてて思ったけど、行太が持ってたカメラから侵入した可能性もある。
→そんなことできるのかは定かではないが、まなみが相当な存在なら可能かもしれない……?
→これを応用すればひろっぴが触ったかどうかも分かるかもしれないね。

・行太の前のオーナーはまなみに連れて行かれる前に売却処分をし、事無きことを得た。
=まなみからは「居なくなった」と錯覚し、再びオーナーが来ることを待った。

・PCにはまなみのチップ以外にもジャイロセンサーなどの高性能な構成。
→中古PCではあるが、CMOS電池のダウンや、メモリ不良等はあえて除外した。
(複数オーナーが居てもノートPCのCMOS電池の寿命はそんなに短くないはず……?)
→推定からして2015年から……4年ほど前のノートPCの可能性は匂う。

・最後の結末は現代科学の敗北を宣言する。
→これは諦めた。 さっきも言ったけど超未来の世界に託すしかないね。


というわけで適当に解明してみた。
現代科学を使えばなんとか解決できるものが多く存在していました。
ただ最後だけは『世にも奇妙な物語』らしく、どうすることもできませんでしたが。

いずれにせよ、この作品は「コンピュータ系の側面」から見るのも面白いです。
特に最後のエラー画面はひょっとすると懐かしさもあるような……。
posted by Tyousen121 at 23:52| 大分 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム現状報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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